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10/10- サスペンションフォーク用 自作工具 Topへ戻る


某社のクロスバイク。新車を組み立てた後の試乗でボトムした時に「カチッ!」と音が出ることが判明。
金属のコイルスプリングのタイプなので多分スプリングをちょっといじれば音は消えるだろうと判断し、キャップを外そうと思ったらこんな形・・・。専用工具が必要なので輸入元に問い合わせたところ「工具はありません・・・」。以前にも同じ様なトラブルが何件かあったそうで、その時はラジオペンチ(!)を使って回していたとのこと。でも、ここは樹脂製で変形しやすく試しに変形しない程度にやってみたのですが、全く回る気配がありませんでした。仕方なく自分で工具を作ることにしました。暖めると柔らかくなって冷えると固まるプラスチックを使いました。



余計なところに樹脂が流れないように壁を作ります。
冷えた後に取り出しやすいようにシリコンスプレーをかけておきました。

これが今回使用した樹脂です。
粘土のように好きな形に作れます。

容器に移して熱湯を入れます。
容器が小さかったせいか、あまり柔らかくなりませんでした。

大きい容器に移して熱湯を足してこねているとだんだん柔らかくなってきました。けっこう熱いです。

先程作っておいた壁の中に柔らかくなった樹脂を押し込みます。
キャップの凸凹にちゃんと埋まるように注意しながら作業します。

後で回しやすくするために大きめのソケットを入れておきました。
壁は壊れてしまって予定より太くなってしまいましたがまずは型取りが最優先なのでこのまま作業を進めます。冷えると修正できないので。

十分に冷ましてから外します。
キャップの凸凹のカタチがキレイに取れています。

太くなってしまったところを削ります。


細かい部分は手作業です。

樹脂の強度がどれほどのものなのか心配でしたがキャップは回ってくれました。

どんどん回していくとキャップが浮いてきます。

ようやく外れてスプリングを取り出すことができました。

予想通りスプリングにはほとんどオイルっ気が無く、両端のカットした断面も、バリがかなり出ていました。

断面の面取り加工。

面取り加工後の断面。
細かいことですがスムーズな動きの為には大事な部分です。

油分がほとんど無かったスプリングに今度は、グリスをタップリ塗って装着します。


インナーチューブの内側にも注油します。

トップキャップのスプリングと接触する部分にも、グリスを多めに着けます。


先程作った工具でキャップを締めこんでいきます。
強く締めたら工具が持たないかも?と考えていたのですが予想以上に強度があって余裕で締め付けできました。

先程作った工具でキャップを締めこんでいきます。
強く締めたら工具が持たないかも?と考えていたのですが予想以上に強度があって余裕で締め付けできました。


装着完了!樹脂製のキャップを痛めずに作業したかったのでこんな樹脂製のキャップを痛めずに作業したかったのでやりましたがうまくいきました。
ラジオペンチじゃおそらくキャップが、ぼろぼろに変形していたと思います。

グリスを拭き取って確認。
キャップは傷んでいません!

乗ってみないと分らないのですが、とりあえずこの状態で押し押してみました。音は消えています。

この後フレームにセットして乗ってみました。
音も消えて、動きもよくなり、いい状態になりました。



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